
こちらの作品は東郷青児(1897〜 1978)の生前に高島屋のミニアチュール展に出品された作品です。
13.5㌢×10.5㌢とかなり小さな作品なのですが、その小さな世界に、魅力のある女神の様な神々しい裸婦とグリフォンの様な神獣がモダンに描かれています。

1950 年代末に確立したと考えられる甘美で抒情的な「東郷様式」。
生涯の制作点数は多いのですが、この小品は非常に珍しい面白い作品です。

12㌢の唐三彩の水注と並べてみました。
とてもオシャレな空間になりましたね。
東郷青児
「金の犬」
13.5㌢×10.5㌢
板・油彩
東郷青児鑑定委員会
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