「夫の右手」画家・香月泰男に寄り添って (出版:求龍堂)という本を読んでいると
香月泰男の絵の素朴さと力強い愛情は、ご夫婦の絆から生まれたものだと納得します。
奥様は香月泰男の持ち帰った種をいつも大切に育てられていて、野菜や木やお花に囲まれた生活だったようです。
シベリアから帰った時、色のある世界に涙が止まらなかったそうです。その後は、「厨房の画家」と呼ばれて、奥様が育てた野菜や台所の食べ物などを描いていたそうです。
この軍手は畑仕事に使われていたものでしょうか?奥様のものかもしれません。
寡黙ながらも香月泰男の感謝と愛情の気持ちが伝わってくるような気がします。
香月泰男《軍手》
27.1×38.5cm
香月婦美子鑑定あり
★価格等詳細はこちらをご覧下さい。
今日は香月泰男が絵付けをした「露草」という萩焼のお茶碗を出してみました。
畑でひっそりと咲くこの花にも素朴で品のある愛情が注がれています。
香月泰男《露草 絵付け萩茶碗》
共箱
十四代坂倉新兵衛の箱書あり
★価格等詳細はお問い合わせ下さい。
(文/The Blue Box)
★今後とも皆様に喜んでいただける記事を載せていきたいと思います。
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