皆さまが美術に興味を持ったきっかけはどのようなものでしょうか?
私の場合は、ロンドンでの吉川珠衣先生との出会いが大きいです。
当時日本で受けた偏差値重視教育では身につかなかった教養の分野を埋めるべく、吉川先生の美術史文化講座を受けておりました。
先生の講座は初心者にもわかりやすく、美術、歴史、文化の知識をリンクさせて
楽しく深く理解できるような内容でした。日本、海外の大学院での専門知識と大手オークションハウス、ロンドン老舗画廊のコンサルタントと幅広いご経験故の先生ならではのお話の切り口が大好きでした。
ナショナルギャラリー、テートブリテン、ケンウッドハウス、ヴィクトリア&アルバート美術館...色々訪れました。先生のお話に引き込まれているうちにあっという間に時間がすぎ、帰路も余韻に浸っていたのを懐かしく思い出します。
先生がオンライン講座を始められたというお知らせを受け取り、先日「ゴッホと聖書」という講座を受講させていただきました。参加者は日本、ロンドン、アメリカから。なんだか距離と時間を超えていることに、ワクワクしました。
オランダの裕福なプロテスタントの牧師を父に持ち、牧師も伝道師にもなれず、最終的に画家を志したゴッホ。狂気の画家という見方がクローズアップされますが、今回はゴッホの中に宿っていたキリスト教と父親との関係性がどう絵に現れているかをゴッホの生涯とともに年代別に観られて、知識がまた深まりました。
講座後に先生お手製の復習シートをいただいて、こんなにたくさんの絵を観たのかと驚くほど、またまたあっという間の時間でした。
今回観た中でのお気に入りの一枚はこれです。この作品はローヌ川を描いたものですが、先生曰くロンドン時代の思い出も影響を受けているとのこと。私もこれをみてロンドンを思い出したので、なんとなくわかる気がしました。
『Starry Night Over the Rhône』1888年9月、アルル。油彩、キャンバス、73 × 92 cm
美術の知識をより深めて行くために、青龍堂の全員で今後も定期的に受講していくことに決まりました。今後が楽しみです。
自由に移動ができるようになったら、ロンドンか日本での「オフライン」講座も参加したいです。美術鑑賞の後、カフェでゆっくり余韻に浸ってお茶するのがまたいいんですよね。
吉川珠衣先生の美術史文化講座の申込、詳細はこちらをご覧ください。
(文/The Blue Box)
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