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執筆者の写真青龍堂 店主

安井曽太郎の京都風景


1925年に描いた「京都風景」です。

1923年の関東大震災にあい、しばらく地元の京都に滞在して制作していた頃の作品です。


ヨーロッパ留学でセザンヌの影響を色濃く受けた安井曽太郎が、自分の画風を求めて安井曽太郎らしさに行き着く少し前の試行錯誤の時代です。

ただその中においても、その対象を見つめ、線と色彩と明暗の中で表現しようとするその姿勢を感じられます。



安井芸術を紐解く上でも貴重な作品なので

1949年 梅原龍三郎安井曽太郎自選展(阪急百貨店)

1978年 ブリヂストン美術館(現アーティゾン美術館)生誕90年記念安井曽太郎展

にも出品されています。


小品ながらもこの魅力を感じてみてください。


(文/青龍堂店主)


安井曽太郎 「京都風景」

油彩・キャンバス

1925年 17.5㌢×21㌢

画集No.108

1949年梅原龍三郎安井曽太郎自選展(阪急百貨店)

1978年生誕90年記念安井曽太郎展(ブリヂストン美術館)No.31

東美鑑定評価機構




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