大川美術館は群馬県桐生市出身の故大川栄三氏のコレクションを展示しています。
特に松本竣介や野田英夫の作品を多数所蔵しています。
一度も訪れたことがありませんでしたので、先日、社員みんなで行ってきました。
今回一番興味深かったのは、松本竣介のアトリエを再現した展示です。
このアトリエで描いていたと思うと感慨深かったです。
気になったのはアトリエに所狭しと並んでいる蔵書の数々です。
36歳の若さで亡くなった作家ですが900冊の本がありました。
かなりの読書家だったようです。
岡倉天心の茶の本などは、一冊は保管用でもう一冊は読書用に使っていたそうです。ちょっとマニアックですね。
本やアトリエの趣味や趣、空気感がその人となりを表しているようでとても有意義な時間でした。
さりげなく掛かっている作品もとても素晴らしかったです。
東京から2時間以上でしたがその価値はありましたね。
(文/青龍堂店主)
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