5/23(火) 「都一中シンポジオン 第10シーズン」
今回は第5回目 常磐津「釣女」
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あらすじ
明治16年初演の「釣女 戎詣恋釣針(えびすもうでこいのつりばり)」
大名と家来の太郎冠者はよい妻を得ようと恵比寿神社に参詣し、そのお告げによって両人は釣竿でそれぞれ女を釣ることになります。真摯に神に祈った大名は美しい姫(上﨟)を釣り上げましたが、酒に酔って不真面目に祈った太郎冠者の糸には醜女がかかって困惑します。ユーモア溢れる底抜けに明るい演目なので人気があり、舞台でよく上演されるそうです。
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今回飾らせていただいた作品は村上華岳「牡丹」です。
体が弱かった村上華岳は「制作は密室の祈り」と語り、静謐な観音様や風景を描いたイメージがありますが、牡丹や椿も数多く描き、絶筆となった作品も墨の牡丹でした。
本作は大正10年に制作されたもので、爛漫と咲き誇る牡丹は、滲みを巧みに用いた見事な筆遣いで表現されています。葉の描き方との対比により魅惑的な赤い花弁の存在が際立ちます。華やかさの中にも儚さが漂い、官能性と深い精神性を併せ持つ村上華岳の世界に引き込まれます。
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次回は、6/15(木) 第6回 常磐津「夕月船頭(ゆうづきせんどう)」
江戸でもっともカッコいい船頭の粋でいなせな姿を描いた歌舞伎「四季写土佐絵拙(しきうつしとさえのふつつか)
いよいよ第10シーズンの最終回となります。
皆様のご参加をお待ちしております。
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新宿 京懐石「柿傳」
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