青龍堂では過去に青龍会という今では想像もつかないような豪華な顔ぶれの作家さんによる新作展を33回開催してきました。
東京オリンピックの1964年
当時はまだ上野に店があり広い展示スペースがなかったので美術倶楽部の東美特別展で初の展覧会を開催しました。
その後1970年に銀座のお店のオープン記念で開催し1972年から以後毎年2002年まで続きました。
過去にご出品して頂いた作家さんは
日本画では
奥村土牛、東山魁夷、橋本明治、杉山寧、加山又造、安田靫彦、前田青邨、高山辰雄、山本丘人、奥田元宋(順不同)
洋画では
梅原龍三郎、熊谷守一、香月泰男、小絲源太郎、向井潤吉、宮本三郎、林武、牛島憲之、鳥海青児、鈴木信太郎、小山敬三
そうそうたる面々ですね。
その後、1970年に銀座のお店オープンで開催して1972年から毎年行って2002年まで続きました。
子供の頃に展覧会が近づくと「今日は〇〇先生の所で絵を貰いに行ってこんな事があった」とか食卓での会話を今でもよく覚えています。
青龍会という題字は梅原龍三郎先生に書いて頂きました。
たっぷりとした先生らしい力強い字です。
当時の青龍会の作品画像が出てきましたのでご覧下さい。
古い写真なので少し色が悪いです。
題字は梅原龍三郎先生
たっぷりとした力強さが作品を連想されるいい字ですね。
奥村土牛先生の富士
胡粉の白が味わい深いですね。
杉山寧先生
日本画でこの抽象的な背景は革新的で引き込まれます。
加山又造先生の猫
この頃は先生が飼われていた初代の子ですね。
安田靫彦先生
赤絵の花瓶に紅梅
先生は古美術品の収集家でもありましたから良質の作品から創作意欲も湧いてきたのでしょうね。
梅原龍三郎先生のマジョリカ壺に牡丹
ルノワールに色彩感覚があると言われた先生らしい色ですね。
熊谷守一先生の鵤(イカル)
一度サインと鳥が上下逆さまの作品が出来てきて死んだ鳥を書いたみたいで先生らしいと苦笑いしたそうです。
香月泰男先生の赤椿
母子像とこの赤椿は香月先生の名物作品でコレクターは手に入れたくなる作品ですね。
宮本三郎先生の裸婦
色々な作家の影響を受けながら宮本の赤と呼ばれるようになった頃の作品です。
(文/青龍堂店主)
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Facebookに寄せられたコメント
「すごいメンバーというか、方がたで今では考えられません!😉熊谷守一の猫の絵など今も大好きですし皆会ってみたい巨匠ばかりですね❗是非一度画廊に伺います!😉」
株式会社 青龍堂
「山種美術館のすぐそばですのでお近くにいらした時はお気軽にお立ち寄り下さい。」