thebluebox山種美術館 The Blue Box neighborhood vol.4広尾青山ギャラリー散策-Art gallery and secret gems around Hiroo Tokyo 東京広尾にある青龍堂は、恵比寿駅からのんびりお散歩がてら10分です。山種美術館の通り沿いにあります。 山種美術館で開催中の展示会情報です。...
青龍堂 店主山種美術館 企画展で大観が観られます山種美術館で企画展が始まりました。 今回は「日本画に挑んだ精鋭たち」と題して新しい技法や思想に挑戦した 作家たちの作品を展示しています。 岡倉天心のもと菱田春草とともに朦朧体に挑戦した横山大観の「波上郡鶴」を、青龍堂から山種さんにお貸ししました。...
青龍堂 大木襖絵の引き手の考察今回は横山大観の襖絵の引き手に注目したいと思います。 こちらの紋様ですが、尻合わせ三つ葵と呼ばれるものです。 葵紋といえば徳川家の家紋で非常に有名です。 元々は賀茂神社の神紋として使われており、徳川家康が天皇家からの菊紋や桐紋などを断り、葵紋を使ったことで格が上がったものに...
青龍堂 店主横山大観の小襖こちらの作品は、もともと小襖だったものを額装してあります。 裏もちゃんと襖仕立てになっています。 今考えるととても贅沢な注文ですが、襖として収まっている様子を想像するのも楽しいですね。素晴らしいお部屋だったのだと思います。 (文/青龍堂店主) 横山大観 「波上郡鶴」...
青龍堂 店主横山大観 朦朧体横山大観と言えば朦朧体(もうろうたい)という言葉を耳にします。 朦朧体とは輪郭線を用いずに大気や水を表現する技法です。 まさにこの海の表現です。 それまでは輪郭線の力強さや優美さが日本画の命のようなものでしたが、大観はあえてその輪郭線を用いずに表現しようと挑戦しました。...
青龍堂 小川美術探求 大観は何故水の一生をテーマに選んだのか。横山大観が大正12年に発表した全長40メートルに及ぶ絵巻物《生々流転》。 それまでの画業の集大成といわれ、 「大観氏近来の大作たるのみならず、芸術界の一枚収穫」などと圧倒的な評価を得ました。 大観はなぜテーマに水を選んだのでしょうか?...